自動車がネットワークにつながることについて
03/11/15 21:07 Filed in: 考察
もちろん、セキュリティ的な問題はある。自動車の制御が狂い事故になる。誰もが1番に思いつくことだろう。
しかし、私は排ガス規制の問題のニュースを見ていてふと思った。それは、制御ソフトウェアの書き換えだ。
◆ヲタ’s EYE『自動車がネットワークにつながることについて』
もちろん、セキュリティ的な問題はある。自動車の制御が狂い事故になる。誰もが1番に思いつくことだろう。
しかし、私は排ガス規制の問題のニュースを見ていてふと思った。それは、制御ソフトウェアの書き換えだ。
メーカーの意図しないところで、車検などの時だけ排ガス規制を操作できるソフトウェアに書き換えられたら?まぁ事故が起きるわけではないが…。
自動車がネットワークにつながるということは、もちろん無線…Wirelessによる接続が想定される。
少し前に、どこ製なアイロンが無線APを攻撃する的なニュースを見た記憶がある。
パソコンを使って、町中のセキュリティの甘い無線APなどを検索してまわることをウォードライビングというが、もし自動車のソフトウェアが書き換えられ、町中の無線APを探すだけでなく、攻撃を仕掛けたら?…まさにウォードライビング(wardriving)ではないだろうか。
家庭のセキュリティのゆるい無線APに勝手に接続されて、どこかの国や重要施設に攻撃を仕掛けたら…もちろん、FBIがあなたの家に来るかも知れない。
それのみならず、DoS攻撃の踏み台に使われたら?…DoS攻撃というのは、特定のサイトに対して恐ろしい量のアクセスを発生させることで、ターゲットのサイトの機能をダウンさせる攻撃のことだ。
DoS攻撃はそのアクセス元の数が多いほど、効果的に攻撃ができる。しかも、動く自動車から…次々にアクセスポイントが変わると特定しにくく、もちろん、不正に接続された無線APの所有者のあなたのところにやはりFBIがやってくるかも知れない。
個人だから大丈夫という自体は終わったのかも知れない。いや、絶対数からすると、個人の機器のセキュリティがサイバー攻撃に直結する時代はそんなに遠くないかも知れない。