単なるヲタ男なシケぶろぐ@Deep

すべての人が輝くように

コンピュータは正しい動作しか出来ない


近年、様々なカタチのデバイスが身近に登場し、いろいろなことが簡単にできるようになってきた。


あまりに簡単に使えて便利になってくると、コンピュータは何でもできるし、ちゃんと正しく動作してくれるような錯覚に陥る者もいるだろう。

正しい動作とは、コンピュータに定義されている動作として正しく動作するだけで、人が正しいと思う動作とは限らないのがポイントだ。



◆ヲタ’s EYE『コンピュータは正しい動作しか出来ない』


近年、様々なカタチのデバイスが身近に登場し、いろいろなことが簡単にできるようになってきた。


あまりに簡単に使えて便利になってくると、コンピュータは何でもできるし、ちゃんと正しく動作してくれるような錯覚に陥る者もいるだろう。

正しい動作とは、コンピュータに定義されている動作として正しく動作するだけで、人が正しいと思う動作とは限らないのがポイントだ。


コンピュータは人が指示することで動作する。キーボードから文字を入力する、マウスでクリックするなどなど。コンピュータの動作として正しくない動作にはエラーや警告を出したり、暴走したアプリケーションを強制終了する機能はある。しかし、それはコンピュータ基準であり、ユーザー基準ではない。

どういうことかと言うと、ファイルを消すということを考えてみる。ユーザーがファイルを指定して、それを削除するようにコンピュータに指示する。Windowsなら、ゴミ箱にドラッグアンドドロップしたり、ゴミ箱を空にしたり。システム保護されてないファイルなら削除が可能だ。

さて、このファイルの削除はアプリケーションからでもできる。いやいや、そのファイルは重要なファイルで削除してもらっては困ると人が考えていても、そんなものお構いなしだ。コンピュータは、ユーザーからにしても、アプリケーションからにしても、ファイルを削除するように正しい命令を受け取ると、さっくり削除する。

そうアプリケーションからファイルを削除するように命令されるとそのファイルを削除する。例え、ユーザーにとって重要なファイルであろうとなかろうと。そして、そのアプリケーションがウイルスでも、不要ファイル削除アプリケーションでも、パソコンの本当の所有者でなくても、コンピュータは判断できない。

ユーザーが誤って操作しても、ユーザーが自分で「あっしくった」と思っても、コンピュータとして正しい命令を受け取ると、着実にそれを実行する。

ここを勘違いしてはいけない。そもそも、コンピュータというのは命令を受けとって、実行するだけなので、コンピュータからは何もしてくれない。そして、何も判断できない。

ウイルスに感染して、データが破壊されたというのは、ユーザーがそう思っただけで、コンピュータはウイルスから受け取った命令を実行しただけ。いや、コンピュータはそれがウイルスかどうか、ユーザーの意図しない動作かどうか判断できない。

様々なデバイスが身近に登場し、分かりやすく便利なアプリケーションが多くあり、誰でも気軽にコンピュータを扱えるようになってきたが、ソフトウェアにバグでもない限り、コンピュータは命令を受け取ると、その命令出した者が誰であれ、何の意図を持ってその命令を依頼してきたかなど関係なく、律儀に実行することを忘れてはいけない。

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